2010-04-28 第174回国会 衆議院 内閣委員会公聴会 第1号
ところが、戦前型官僚制による抵抗がとても強く、結果的に職階制導入は挫折をし、国家公務員採用試験上級甲種、現在の1種という区分がつくられ、その合格者がいわゆるキャリア組とされ、事務次官を頂点とする、キャリア組支配とでも言うべき特権的官僚制の構造が定着していったわけです。 このキャリア組支配の構造は、国民から見て二つの問題点があったと言えます。 第一は、国民を疎外した特権的な体質です。
ところが、戦前型官僚制による抵抗がとても強く、結果的に職階制導入は挫折をし、国家公務員採用試験上級甲種、現在の1種という区分がつくられ、その合格者がいわゆるキャリア組とされ、事務次官を頂点とする、キャリア組支配とでも言うべき特権的官僚制の構造が定着していったわけです。 このキャリア組支配の構造は、国民から見て二つの問題点があったと言えます。 第一は、国民を疎外した特権的な体質です。
若しそうだといたしまするならば、戦後八年間の公務員制度に関する一切の努力も、すべて水泡に帰し、戦前の特権的官僚制の復活に逆戻りをするのではなかろうかと思います。申上げましたように、この点につきましては副総理のお考えをもう少しはつきりとお聞かせを頂きたいと存じます。 次は、公務員の労働基本権の問題弔あります。
わが国官僚制度改革の根本的目的は、いうまでもなく、あまりにも国民を支配し過ぎまして、国民怨讐の的となつているところの封建的、特権的官僚制、度を打破いたしまして、官吏を国民が支配し、官吏を国民の公僕たらしめるところに、その根本目標があるのであります。